2014年10月20日月曜日

もう泣かないで



 きみが泣いたとき
 ぼくが笑ったのは
 泣くなんて笑うべきだと
 きみに伝えたかった。
 ぼくは強くならざるをえなかったから、
 それに、
 きみが泣きやむには
 笑って見せるしかなかった。
 いっしょに泣けば、
 ぼくたちは共に不幸だったかもしれない。
 きみは泣いてくれた
 ぼくが泣いているときに。
 その後、
 ぼくは朗らかにわらった。




(姪ちゃん)

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