2012年8月11日土曜日

原爆写真詩集 Even less than ashes 佐渡山豊さんからの紹介文!


東氏に送る感謝の言葉。。

これは友人の東和史氏が大きく関わり携わった本として思いがけない出会いの結果手にすることのできた本である。。。

僕はこれまで、戦争や原爆をテーマとした読み物は、内容よりも先に表紙のデザインや装丁等から入ることが多かったし、正直、ココロのどこかに目を背けようとする自分がいたように思う。だが、この本にはそんな自分をそぉーとたしなめる何かがあり、全てが違う。手にしたときから早く中が見たいという気持ちになるし自然にぺーじをめくっている自分がいる。
どの詩もどの写真もみんな胸を打つ。
読むと言うより正に体感する本だと思う。
まず、純白の表紙の上にいたいけのない字体でたった一つの事実だけを述べ、無論、英訳などにも格段の配慮がされていて、さりげなくatomic bomb でなく mushroom clouds と訳されているのがいい。
この心配りになんともいえないチカラを感じさせられたのはけして自分だけではないと確信する。
銀色。真っ黒。ブルーに白いページの上に載ったコトバたちがこの本を手にし読んでいる者をいつのまにか核心へと誘い、人間の本質とはという問いかけさえなげかけてくるのが痛い。
何度も何度も手に載せるごとに己の手垢が純白の表紙や裏に目だって来るのだ。。
この本を今の世に生み出した方々に感謝します。

                           佐渡山豊

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